Excel VBAの「Day 関数」について解説します。
Day 関数とは
Excel VBA の Day 関数は、指定した日付が月の何日かを示す Variant (Integer) の整数値を返します。
月の何日かを示す整数値とは、月間通算日番号のことです。
Day 関数の構文や引数の設定など、実際の使い方について解説していきたいと思います。
Day 関数(Visual Basic for Applications リファレンス)
構文(引数と戻り値)
Excel VBAの関数を使いこなすには、関数の構文を正しく理解しておくことが重要です。
構文
Day(date)
引数
引数 | 説明 |
---|---|
date | 【必須】日付を表すバリアント型 (Variant) の値を、 数値式、文字列式(または任意の組み合わせ)で指定します ※ date に Null が含まれている場合は Null が返されます |
戻り値
戻り値 | 説明 |
---|---|
月間通算日番号 | 1 ~ 31 の範囲の整数値 Variant (Integer) を返します |
解説(使用例)
Day 関数は、引数 date に指定された日付が月の何日なのかを示す数値を返します。
Day 関数の動作を確認するサンプル
引数に設定した日付から Day 関数で日の数値(月間通算日番号)だけ抜き出して表示します。
'■Day関数の動作確認サンプル
Sub Day_Sample()
Dim d As Date
'▼Date関数の取得値を変数に代入
d = Date '実行時の日付を取得
MsgBox d & " は " & Day(d) & "日です" & _
vbCrLf & "5日後は" & Day(d + 5) & "日です" & _
vbCrLf & "10日後は" & Day(d + 10) & "日です" & _
vbCrLf & "100日後は" & Day(d + 100) & "日です"
'▼Now関数の取得値を変数に代入
d = Now '実行時の日時を取得
MsgBox d & " は " & Day(d) & "日です" & _
vbCrLf & "5日後は" & Day(d + 5) & "日です" & _
vbCrLf & "10日後は" & Day(d + 10) & "日です" & _
vbCrLf & "100日後は" & Day(d + 100) & "日です"
End Sub
実行結果の MsgBox 画像 がこちらです。
・3行目、Date型の変数 d を用意しました。
・5行目、変数 d に Date 関数でコード実行日の日付を代入しています。
・6行目~9行目で、MsgBox に Day(d) と Day(d + 5) で5日後、Day(d + 10) で10日後、Day(d + 100) で100日後の月間通算日番号を取得して表示させています。
・10行目以降は、変数 d に Now 関数でコード実行日の日時(日付+時刻)を代入して、同じように月間通算日番号を取得して表示させています。
二つの MsgBox 画像を比べていただければ、日付に時刻が付いていても全く変わらないことがわかります。
Day の引数 (date) に、日付リテラル #6/25/2024# や 文字列で ”2024/6/25” や “2024年6月25日” などを指定しても同じ結果になります。
Date など日付・時刻関数の使用例について
Date 関数のほか「日付・時刻」の関数について解説している過去記事があります。下記のリンクからジャンプしてご覧いただければ、日付に関するものをまとめてご確認いただけると思います。
おわりに
VBAの関数一覧はこちらからご参照ください。
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Excel VBA Day 関数は、引数の日付から月の何日かを示す 1~31 の値 (月間通算日番号) を返します。簡単に言うと、日付の日の数値だけを返すということです。
Date 関数は日付を抜き出します。その日付から「日」だけを抜き出すのが「Day 関数」です。
同様に「年」だけを抜き出すのが「Year 関数」、「月」だけを抜き出すのが「Month 関数」です。
さらに、日付に時分秒を含んでいる場合「Hour 関数」「Minute 関数」「Second 関数」を使用して「時」「分」「秒」を取得できます。
以上、この解説が少しでもみなさまのお役に立てたなら幸いです(^^;