前回までで本当に基本的なことを解説してきました。
今回からは今まで覚えた基本を活用していくための勉強に移ります。
ここをマスターして効率化が図れるようになりましょう(^^)
はい! よろしくお願いしますm(_ _)m
早く教えてもらいたいなと思っていました。しっかり勉強します(^^)
ただ、今日は概略の説明だけなので少し退屈かもしれません。
でも、概略を先に知っておいた方が良いでしょう(^^;
前回のおさらいはこちらの記事です(^^)/ 下のカードをクリックすれば開きます
前回記事でわかったことは
・WorkbooksコレクションはWorkbookオブジェクトの集合体
・ワークブックを制御する各種メソッドなどについて理解できました
・Workbookオブジェクトのプロパティの使い方がわかりました
【この記事でわかることは】
・制御構文とは何かがわかります
・制御構文の概略を説明します
制御構文とは
プログラムとは、コンピュータに対して何らかの動作をさせるため用意された、処理手順を指示する一連の命令の集まりのことです。Excelのプログラムは、Excelに対して何らかの動作をさせるためのいろいろなマクロVBAの集まりのことです
制御フロー(制御の流れ)は、コンピューターがスクリプト内の文を実行する順序です。条件やループなどの制御フローを変更する構造(制御構文)に出合わない限り、コードはファイルの最初の行から順に最後の行まで実行します
プログラムを作成する際に必ず利用するのは制御構文です。制御構文はプログラムの流れを必要に応じて変える時に利用します。プログラムは上から順に処理をしていきますが、そのままでは単純なプログラムしか作成することができません。複雑にすることはできますが、そのためには長大なコードを書く必要があります
制御構文とは、状況に応じて処理の流れの変更や同じ処理の繰り返しを行うことが出来るようにするステートメントです。制御構文を使えば、長大なコードを書かなくても済むようになり効率化が図れます
制御構文には、いくつかの種類があります。1つずつ解説しますので概略を覚えましょう
制御構文について(概略)
・制御構文は、繰り返し処理(ループ処理)と分岐処理の分けられると思います
・各ステートメントの詳細な解説については、順次別途リンクを用意しますのでしばらくお待ちください
繰り返し処理(ループ処理)
・同じ処理の繰り返しを行わせるために用意されたステートメントです
・一定の条件下において処理を繰り返したいときに利用します
・使うデータの種類などで最適なステートメントを使うようにしましょう
For…Nextステートメント
For…Nextステートメントは、カウンターをセットして指定した回数だけ繰り返します(最も基本的な処理方法)
For Each…Nextステートメント
For Each…Nextステートメントは、指定した配列の数だけ繰り返すときに利用します
Do…Loopステートメント
Do…Loopステートメントは、指定した配列の数だけ繰り返しますが、指定した条件が満たされる間[While]、もしくは指定した条件が満たされるまで[Until]処理を繰り返します
While…Wendステートメント
While…Wendステートメントは、指定した条件が真の間だけステートメントを繰り返し実行します。While…Wnedステートメントは、Do While…Loopと同じです
分岐処理
・条件により処理を分岐したい場合に必要なステートメントです
・条件の数や種類に応じてステートメントを使い分けたりネストさせたりします
If…Then…Elseステートメント
If…Then…Elseステートメントは、「もし~だったら~する」といった簡単な条件分岐を行う制御構文です
「Then」=「成立した場合」と「Else」=「成立しなかった場合」の分岐ですが、ステートメントを複数利用することで複数の分岐を作成することも可能です
Select Caseステートメント
Select Caseステートメントは、簡単な複数分岐を行う場合に利用します。条件分岐が多くなる場合などには、簡単で分かりやすいコードが作成できます
GoToステートメント
GoToステートメントは処理を強制的に移動(分岐)させる必要があるときに使います
まとめ(おわりに)
今回は短いけどここで終了です!
制御構文の基本的なことは理解できましたか?
はい! 制御構文には「分岐構文」と「繰り返し構文」があることがわかりました。次回からの詳細部分が早く知りたいです(^^;
そうですね! いよいよ次回はFor…Nextステートメントですので楽しみに待っていてね(^^)/
まとめと感想など
・マクロ(VBA)を実行する際は必ずバックアップを取ってから行ってください!
・マクロ(VBA)は実行後にファイルを保存すると元に戻すことはできません!
・実行後にファイルを保存せず終了すれば、実行前に戻すことができます!
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今後の記事について
今回の記事はいかがだったでしょうか。皆さまのお役に立てたなら幸いです(^^;
当面は「初心者向けマクロVBA」の記事を継続して書いていきます
【検討中の今後の記事内容は・・・・・】
・実務に役立つものを提供できるよう現在検討中です
・その他雑記的に「小ネタなどいろいろ」・・・・・
・今後の記事にもご期待ください(^^)/
過去記事のサンプルファイルをダウンロードできます
今回の記事のサンプルはありません!
過去の記事で使用したサンプルファイルがダウンロードできるページを設置しています
こちら(このリンク先)からご利用ください
・制御構文とは何かがわかりました
・制御構文についての概略がわかりました