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ExcelVBA Year関数 指定日付の年を整数で返します

Excel VBA Year関数 指定した日付の年を整数で返します

Excel VBAの「Year 関数」について解説します。

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Year 関数とは

Excel VBA の Year 関数は、指定した日付が何年かを表す整数値 Variant (Integer) を返します。

では、Year 関数の構文や引数の設定など、実際の使い方について解説していきます。

Year 関数(Visual Basic for Applications リファレンス)

構文(引数と戻り値)

Excel VBAの関数を使いこなすには、関数の構文を正しく理解しておくことが重要です。

構文

Year(date)

引数

引数 説明
date【必須】日付を表すバリアント型 (Variant) の値を、
数値式、文字列式(または任意の組み合わせ)で指定します
date に Null が含まれている場合は Null が返されます

戻り値

戻り値説明
年を表す数値西暦の年を表す整数値 Variant (Integer) を返します

解説(使用例)

Year 関数は、引数 date に指定された日付が何年なのかを示す数値を返します。

Year 関数の動作を確認するサンプル

引数に設定した日付から Year 関数で年を表す数値だけ抜き出して表示します。

'■Year関数の動作確認サンプル
Sub Year_Sample()
  Dim d As Date
'▼Now関数の取得値を変数に代入
  d = Now   '実行時の日時を取得
  MsgBox d & " は " & Year(d) & "年です" & _
  vbCrLf & "500日後は" & Year(d + 500) & "年です" & _
  vbCrLf & "1000日後は" & Year(d + 1000) & "年です" & _
  vbCrLf & "1500日後は" & Year(d + 1500) & "年です"
End Sub

実行結果の MsgBox 画像 がこちらです。

Year_Smple 実行結果の MsgBox 画像

・3行目、Date型の変数 d を用意しています。

・5行目、変数 dNow 関数でコード実行日の日時(日付+時刻)を代入しています。

・6行目~9行目で、MsgBoxYear(d)Year(d + 500) で500日後、Year(d + 1000) で1000日後、Year(d + 1500) で1500日後の年数値を取得して表示させています。

日付に時刻が付いていても、時刻部分は無視されます。

Year の引数 (date) に、日付リテラル #6/28/2024# や 文字列で ”2024/6/28” や “令和6年6月28日” などを指定しても同じ結果になります。

Date など日付・時刻関数の使用例について

Date 関数のほか「日付・時刻」の関数について解説している過去記事があります。下記のリンクからジャンプしてご覧いただければ幸いです。

おわりに

Excel VBA Month 関数は、引数の日付から月を抜き出して 1~12 の整数値を返します。簡単に言うと、日付の月の数値だけを返すということです。

Date 関数は日付を抜き出します。その日付から「年」だけを抜き出すのが「Year 関数」です。

同様に「月」だけを抜き出すのが「Month 関数」、「日」だけを抜き出すのが「Day 関数」です。

さらに、日付に時分秒を含んでいる場合「Hour 関数」「Minute 関数」「Second 関数」を使用して「時」「分」「秒」を取得できます。

以上、この解説が少しでもみなさまのお役に立てたなら幸いです(^^;

VBAの関数一覧はこちらからご参照ください。

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